殺すな
いったい今の世の中どうなっているんでしよう。本来、子供の命を守るべき政府、文部科学省、厚生労働省、医師会、マスメディアが子供の命を削りたがっています。ほとんど犯罪、まさに「殺すな」です。その道の権威と言われる長崎大の医師など、震災直後から福島に入り極端に安全を強調した言説をまき散らしているので福島の人々は混乱するばかりで始末が悪い。多勢に無勢でまともな人たちの意見はこんなちっぽけなブログでわざわざ紹介しなければいけないのが悲しい。
福島のお母さんと役人さんとのビデオです。ぺらぺらの役人さんとどちらがまともに見えますか?
FM797原発災害特別番組 岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生に聞く一般人の年間被爆線量、基準値は年間1ミリシーベルトですが福島の学校の基準値が年間20ミリシーベルトに突如緩和されました。チェルノブイリでは年5ミリシーベルトを超える場合、「移住義務」だそうです。
放射線管理区域というのは、原子力発電所の中でも一部にしか設定されていない、危険な場所。そして以下の処置を講じなければならないこととされている。そんな放射線管理区域「0.6μSv/時」の6倍以上の「3.8μSv/時」という線量があっても学校を「平常どおり利用をして差し支えない」と発表。チェルノブイリの基準や下記のドイツからの提言と比べてもユルユルの基準です。枝豆は20キロ圏を視察した際、車から降りたのは、たったの5分で、ご覧のフル装備、自分の身は必死で守るのに被災した子供たち対してはこの無頓着さは何なの?今の政府はどうしても事態を悪い方へわざと導いている様にみえます。
放射線管理区域
実効線量が3月あたり1.3mSv」= 0.6μSv/時
a)関係者以外の立入りを禁止し放射線被ばくを防止する。
b)放射線モニタリング等を厳重に行い、被ばく防護対策を行う。
c)管理区域外への放射線の漏洩、放射能汚染の拡大を防止する。
d)標識・柵等によって境界を明示・区画し、出入り管理を行う。
e)被ばく管理を行う。
日本における放射線リスク最小化のための提言
Peace Philosophy Centreより抜粋、一部赤字部分加筆
ドイツ放射線防護協会と情報サービス放射線テレックスは、福島原発事故の発生後の日本において、放射線核種[いわゆる放射性物質:訳者注]を含む食物の摂取による被ばくの危険性を最小限に抑えるため、チェルノブイリ原発事故の経験をもとに下記の考察・算定を行い、以下の提言を行う。
1.放射性ヨウ素が現在多く検出されているため、日本国内に居住する者は当面、汚染の可能性のある*サラダ菜、葉物野菜、薬草・山菜類の摂取は断念することが推奨される。
2.評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4 ベクレル〔以下 Bq:訳者注〕以上のセシウム137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり8Bq 以上のセシウム137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。
3.日本での飲食物の管理および測定結果の公開のためには、市民団体および基金は、独立した放射線測定所を設けることが有益である。ヨーロッパでは、日本におけるそのようなイニシアチブをどのように支援できるか、検討すべきであろう。
飲食物を通じた放射性物質の摂取は、原子力災害後、長期間にわたり、身体にもっとも深刻な影響を与え続ける経路となる。日本では、ほうれん草1kg あたり54,000Bq のヨウ素131 が検出されたが、こうしたほうれん草を100g(0.1 ㎏)摂取しただけで、甲状腺の器官線量は次のとおりとなる「同じ量を摂取しても年齢が下がるにつれて影響が大きくなる」。
乳児(1 歳未満):甲状腺線量20 ミリシーベルト〔以下 mSv:訳者注〕(*2)
幼児(1~2 歳未満):甲状腺線量19.4mSv(*3)
子ども(2~7 歳未満):甲状腺線量11.3mSv(*4)
子ども(7~12 歳未満):甲状腺線量5.4mSv(*5)
青少年(12~17 歳未満):甲状腺線量3.7mSv(*6)
大人(17 歳以上):甲状腺線量2.3mSv(*7)
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