入力すると変な答えしか出さないアルゴリズム「日本システム」
TPP 問題や震災対応、様々な意見が飛び交いグチャグチャです。共通して言えるのは問題を解決しようとしても、複雑なアルゴリズムの様な日本の制度、つまり官僚システムを通過するうちにシステムに絡む様々な思惑、利害に絡めとられ、出て来た答えは我々の率直な感覚とはかけ離れたものに変容してしまうこと。
除染活動が盛んだが、県、市、国もお役所、地方では住民が退避して出て行けば役所の原資の枯渇につながり、「退避より除染、除染して戻ろう」という方向に傾く、一方国は除染も終わっていない地区の退避勧告を解き、なるべく小さくやったふりをして責任を逃れたい思惑、国と地方の役人の思惑がこの点で一致してしまう。肝心な住民の健康はおざなりのまま。
TPP やっと国会議員もまじえてデモなども行われているが、政府は参加して何のメリットがあるのか説明できていないし、大手新聞、マスメディアは相変わらず国民目線からかけ離れた論調だ。
TPP 問題や震災対応、どんなに贔屓めに見ても国民目線の正しい優先順位で事が進んでいる様には見えません。冷静に論理的に科学的に事の腑分けをし、すべき事を決めなければいけませんが、利害が入り交じり、危うい。この方向は、なんかまずいと感じても、結局、官僚システムとそれに絡むグループが舵とりをしているので、先の戦争の様に東京空襲で何人ひとが死のうが、原爆を2発も落とされようが軍部や官僚システム自らがその方向を変える事がなかった事と酷似している。
11月なのに日中はまだ暑い、午後の日差しが異様に強く感じられる。工房の周りの田畑にはちいさな蝶がまだ飛んでいます。









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