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山本太郎 れいわ新撰組

30 06, 2019 Tag,生きるための論語,原発危機と東大話法,今を生きる親鸞,生きる技法

本当の危機に際して、人の本質が見えるとよくいわれます。私が震災以降ずっと注目してきた人物が二人います。一人は山本太郎、彼は原発問題から社会の歪みに気づき6年前から議員生活を続け 4月10日に起ち上げた「れいわ新選組」には、2億円を超える寄付が集まり、しかもそのほとんどが数千円単位の個人からの献金。現時点で「れいわ新選組」は政党要件を満たしていないため、政党支持率調査の対象から外れるが、一部の報道では、れいわの支持率は立憲民主党を凌ぎ、野党第一党のレベルまで上がってきているとの調査結果も出ているそうです。右も左も関係なく既成の枠組みにとらわれない市民の為の政党を立ち上げてくれました。

そしてもう一人は東大教授の安冨歩(あゆみ)さん。最近は女性装の東大教授として有名です。震災直後「原発危機と東大話法」をきっかけとして「幻影からの脱出」「今を生きる親鸞」「生きるための論語」「ドラッガーと論語」など10冊あまり読み続けてきました。
安冨歩さんによれば日本は上からしたまで個人の倫理や矜持より立場が大切な「日本立場主義人民共和国」その根底には私達の家庭、学校、社会にひそむ見たくないものは囲って隠す風潮やハラスメントがあるとしています。その解決の糸口になりそうなのが「フィードバック」と「学習」です。論語もドラッガーも「フィードバック」と「学習」をもとに書かれたものでした。

今回山本太郎の「れいわ新選組」から安富さんが出馬する事はすごく腑に落ちるできごとでした。また候補予定の木村英子(きむらえいこ)氏は自身も障害を持ち全国公的介護保障要求者組合・書記長全都在宅障害者の保障を考える会・代表自立ステーションつばさ・事務局長を務めている方。そして蓮池透さん元 東京電力社員元 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長。どの方も現場から社会の問題点を気づかせてくれる方々です。

山本太郎の話を人にすると「とんでも」とか「なんか怖い」とか言われがちですが下記動画をご覧いただければそんな杞憂も無くなると思います。山本太郎解体新書では全国の立会い演説を編集したもの、すべての疑問に忌憚なく答える山本太郎をご覧になれば政策も我々に寄り添ったものだとご理解いただけると思います。ぜひご覧ください。

このまま既成政党にまかせておけば早晩この日本は滅び去るのは間違いありません。山本太郎の戦いは長いものに巻かれて滅ぶか、我々がどう生きるかを問う厳しい問題提起でもあります。

れいわ新選組ホームページ
れいわ新選組ツィッター
れいわ新撰組YouTube








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いまを生きるためのヒント

08 06, 2012 Tag,原発危機と東大話法,今を生きる親鸞,生きる技法,生きるための論語

原発危機と「東大話法」最近、同じ著者「安富 歩」の本を一気に四冊と関連本を二冊読みました。「今を生きる親鸞」「原発危機と東大話法」「生きるための論語」「生きる技法」ノーバート、ウィーナーの「人間機械論」(人間の人間的な利用)「科学と神」(サイバネティクスと宗教)です。

震災後いろいろな人が自身の生き方や社会のあり方について考え、何か指針を求めている。自分としては、おぼろげに一対のキーワードにたどりつきました。「フィードバック」と「学習」です。生物は自身の生存をかけて常に外界の情報にフィードバックをかけ自身を調節しています。人間の場合は単純なフィードバックを繰り返す事にとどまらず、さらにその結果をフィードバックし、他の人々とコミュニケーションをとり、個人や社会のあり方を変更できます。これが「学習」。この様なフィードバックと学習が個人的にも社会的にも上手く発揮されていれば日本の残念な姿を見ずにすんだかもしれません。何がフィードバックと学習を妨げているのかを知れば明るい兆しも見えるかもしれません。

フィードバックを妨げているのは正しい情報が入らない事、日本社会の歴史的なりたちから陥っている思考方法、個人の生活態度にそごがあるからです。もう社会のシステムや政治を変えようとするより個人個人の生き方が変わらないかぎり再生は無いようです。安富さんの本は一見、原発の話から宗教、科学まで何の脈絡も無いかに見えるが人が生きるという点でバッチリ繋がっていたので一気に読むはめになった。そして少し腑に落ちる事ができました。

木工をやってきて、気が付いていた事。それは自分自身が今やっているものごとを正確に把握する事がとてつもなく難しいという事。たとえば寸法を何度も確かめながら、実際は間違っていても確かめたつもりになって、まさか間違っているはずが無いと、思考停止し、後で現実を突きつけられひどく落胆するという経験を何度もしました。何度も確かめているのに間違えるという事はその瞬間、瞬間、実は何も見ていなかったことになる。こうした経験を何度もしているので、自分では反省して繰りかえし寸法を確かめる様にしているのだが、それでもこうした事がしばしば起るのです。フィードバックをしているつもりでもしていない。たいがいそうしたバカな間違いを繰り返すのですが、その営みの中から何かを発見したり、知っているだけでなく、できる様になつた時には楽しく嬉しいものです。安富さんの本は宗教、哲学、科学、歴史、経済と様々な分野にわたっていますが底流には「生きるためのフィィードバックと学習」があり、それが自由にのびのびと行われている時に喜びや幸せがある事を示してくれています。学習が成り立つにはフィードバックが必須ですから変えられない現実も直視せねばならず、厳しい事です。しかしそうした葛藤のなかからしか光は見えないのかもしれません。
自分は漢文の素養がないので生きるための論語は少し苦労しましたが、四冊のうちどれでも良いので読んでみてください。最後に論語とウィーナーの著作から一節を引用しておきます。

子曰、過而不改、是謂過矣。(子曰く、過ちて改めず、是を過ちと謂う)

「生きているということは、外界からの影響と外界への行為との、絶え間ない流れに参加する、ということであり、我々は、その流れのなかの変遷の舞台であるに過ぎない。生きているということの、世界に生起する出来事に対する宇宙を超えた意味は、知識の絶え間ない発展と、その妨げられることのない交換に参加する、ということを含意する。(Wiener) 」


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