モヤモヤ割り切れない違和感を感ずる報道
セシウムを含んだ牛肉の問題、市民団体が福島の子供たちの尿を自主検査した結果、10人の子供全員にセシウムが検出された事、福島で高校野球が始まった事、すべてのニュースに一番大切な論点が抜け落ちています。そう、放射能の影響について。
子供たち10人の尿からセシウムが検出された件では調査主体が市民団体と福島の親たちである事、そのデータをもとに政府に福島の子供全員の検査を求めたが、政府に動く気配は全く無く放置状態である事。
一方、牛肉のセシウム問題では餌の藁だけが原因であるかの様に伝えられ、原発からかなり遠方の牛からセシウムが検出された事実からすれば、野菜、海産物でも同様の汚染が考えられます。しかしその事には一切ふれられていません。そして全頭検査などと言っていますが、牛のまえにもう4ヶ月も高い線量の環境のもと放置されている子供たちの検査の方が重要です。
この期に及んでも政府は子供の将来を考えた対策、汚染を広げない為の様々な対策について真剣に考えている様子がみられません。マスメディアは本来そうした重要な論点を提示すべきですが発表報道に終始しています。
復興、復興というが福島県民を棄民したまま、形だけの復興をすれば、日本国民の心の奥底に原罪として深く刻まれ、本当の意味での復興などありえないのだが、国をあげ、今の福島棄民状態の事にだれもふれない。現実の日本の姿はこの様に冷酷で無慈悲、民主主義の国などと間違っても言えない事を我々一人一人が自覚すべきです。「絆」とか「日本は一つ」などうすら寒い言葉だけが踊っている。
どう考えても暗い日本ですがくよくよしても仕方ありません。一般市民は日々それぞれの暮らしを自ら支えるのみです。
実家の父が入院して母が付き添っている為、わんこの世話をみる人がいなくなり、今うちにいます。工房犬となったうちのわんこです。二枚目の写真はパパと工房に通っている小学生の女の子とうちのわんこ。女の子は本日無事課題のスツールの塗装も終わり、完成です。
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