基準値以下だから安心?
静岡でもお茶からセシウムが検出され騒ぎになっているがトップの川勝知事が「基準値を超えたものはごく一部で煮だしたお茶に含まれるセシウムは微量。健康に全く問題がなく、うろたえる事態でない、政府の基準がおかしい」と言い切って、政府の基準に怒りをぶつけていました。この人は誰の立場でどんな根拠でこんな発言をしているのかさっぱり解りません。うろたえているのはご本人でしょう。地元のメディアは県の情報を垂れ流し、検証を試みる気などさらさら無い様です。
311から三ヶ月、この間わかった事は新聞やNHKを含むテレビなどマスメディアが全く使い物にならなかった事。国民を守るべき政府がその機能を果たさず、どちらかと言えば政府は国民を危機に追いやっている様にしか見えないこと。退避の指示や福島の20ミリシーベルト問題、食品の暫定基準値など、とにかく何もしない方向性が滲みでている。
そもそも国の基準自体の妥当性を疑ってみるべきでしょう。今まで国も世界も年間被曝量は年1ミリシーベルトだったものが子供も含めていきなり20ミリシーベルトにしたわけです。車の法定速度40キロがある日、突然20倍の800キロで安全と言われても納得できますか?
飲み物の基準、日本ではセシウム137は200ベクレル、一方、チェルノブイリを経験したウクライナは2ベクレル、ベラルーシ10ベクレル。日本の基準はウクライナの100倍、ベラルーシの20倍、 WTO の200倍、ドイツの400倍アメリカの約1800倍です。「ウクライナ2ベクレル、ベラルーシ10ベクレル」何故か考えましょうよ。もはや国の基準以下だから安全とか誰かが言ったから大丈夫とか全く言えません。世界の基準と照らし合わせ各自で判断するしかありません。
政府が手をこまねいている間に福島では子供たちに症状が出始めた様です。今、少しまともな新聞、東京新聞、中日新聞
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